2016年7月9日土曜日

~平凡で平和な世界 部活動編Ⅵ~

まだ夢ごこちの状態で、隣には西原さんと牧君、そして謎の先輩がいた。そういえばこの人の名前何?
「私の名前は伏見 藍。藍先輩とでも呼んでね。」
うん。夢じゃなさそうだ。
西原さんに尋ねる。
「なぜ殴ったし」
「...ごめん。私の能力は自分の感情の大きさによって暴発する可能性があるの。恥ずかしかったからつい...」
そういいながら西原さんはシュンとした。うん。可愛いから許す。藍先輩は隣で笑うのは控えてください。
牧君が口を開いた。
「彼女の能力は激情乱舞テンパーキルだったっけ。荒れていたころ、その強さからついたあだ名が」ドッ
西原さんが殴る。
ああ、さっき言ってたやつね。さすが小学生の発想だな。
「ところで牧君、今何時?」
時計を見る。
「あ、」
既に七時をまわっている。
ちなみに最終下校時刻は七時だ。
やれやれ。帰るか。
今日の車の中。
父「おかえr、、、ってどうしたその傷!?」
俺「いろいろあるのさ...」
父「お、おう。」

2016年6月12日日曜日

~平凡で平和な世界 部活動編Ⅴ~

声のした方を見てみると、高校の先輩とみられる方が立っている。
その人は西原さんのほうを見ながら言った。
「去年学校に来てた人よね?最後は部長連に取り押さえられていたけど。」
「すいませんあなた誰ですか」
西原さん即答か。
「あら?私のこと覚えてないの去年は歴史記録部の部長をしていたし、あなたの討伐隊にも参加していたのだけど。」
ああ、歴史記録部の部長さんか。って、言ってた討伐隊って部長連で組まれてたんだな。部長連ってすげえ。
「部長連すごいでしょう?あなたも部活に入って部長になればこのくらいの権限を持てるのよ。」
え、俺声出してないんだけども。なぜばれたし。
「なぜばれたしとか思ったでしょう。」
このひと怖い。
「これが私の能力、観察眼オブサーベーション・アイ。人のごくわずかな挙動から相手の心理を読み取るの。」
なんか俺、変な世界に迷い込んだような気がする。この人にはこういう感じの才能があるのだろう。
「西原さんも能力持ってるわよ。」
そんな馬鹿な。非現実すぎて笑えるんだが。(笑えねえ)
「ちなみに西原さんは何の能力を持ってるんですか。」
背中に衝撃が走ったかと思ったら、校舎の端まで吹っ飛ばされた。







次に気付いたら保健室で寝ていた。

2016年5月29日日曜日

~平凡で平和な世界 部活動編Ⅳ~

「小学校の頃の話だけどね、西原さんと僕は同じ学校だったんだ。そのころ西原さんは校区内では誰も知らない人がいないくらいの不良というか・・・いじめっ子だったんだ。誰も手がつけられないくらい荒れててね。僕はいじめられることはなかったけど、みんな被害にあってたんだ。で、ついたあだ名がデビルオーガ。鬼と悪魔なんて子供じみた名前なんだけど、今思い出しても、その名前に負けないほどに強かった。」
ここまで聞いて僕はここまで言われた西原さんの顔を伺ってみた。うつむいたまま顔を上げない。反論しないと言うことは、本当なのか?
牧君は続けた。
「そして、六年の夏だったかな。ある事件が起きた。ほかの校区の人にはあまり情報は回ってないかもしれないけど、西原さんはこの学校に乗り込んだんだ。理由は僕も聞いてないし、今も聞く必要はないと思っているけど、その事件でこの学校の負傷者が十数名出た。その時は学校から討伐隊がすぐさま派遣されて、被害は最小限で済んだけど、なかなかの衝撃が学校にはしった。さっきの生徒たちも、それを知っていたんじゃないかな。」
西原さんはまだ、うつむいている。
「その後、何かのきっかけから、西原さんは更生をして今のような温厚で優しい性格になったんだ。あんな事件を起こしたから、この学校に来ることは普通にはあり得ないことなんだけど・・・」
その時、西原さんがはじめて口を開いた
「ここの理事長が私に言ったの。うちに来て、今回の件の分しっかり償わないか、今までのこともあるし、そのまま地方の中学校に進むのはつらいだろうって。私は牧君が言った通り、荒んでいた。いじめてきた人には今でも謝って回りたいと思ってるし、この学校でも償いをしたいと思ってる。平野君、変なことに巻き込んじゃってごめんなさい。文芸部、入りたかったんでしょ?」
俺はもうそんな気持ちを持っていなかった。あんなヘタレみたいなやつしかいないような部活なんて、入ったって意味がない。
「いや、もういいや。実際もう興味なくなったし。」
僕がそういった時、後ろで声がした。
「あら、あなたは・・・」

~平凡で平和な世界 部活動編Ⅲ~

(なんなんだこの状況は・・・)
そう思った僕は西原さんを見た。複雑な顔をしている。
(何か事情がありそうだな・・・)
牧君の顔も見た。牧君は責任を感じているような顔をした。
(ええええええええええええええええ牧君もはこの状況理解できてんの!?もっと俺みたいになんだこの状況みたいな顔してよ!!俺だけ?理解できてないの俺だけ?まじ?)
「平野君、いったんここから離れよう。お騒がせしました。」
(えええええええええええええただ俺ら見学に来ただけだよね!?何ら迷惑かけてないよね!?というかいきなり奇行を見せつけてくるこいつらに謝る必要あるの?謝ってきたのは相手だよね?)
なぜか心の中が落ち着かなくなった僕は、牧君に普通ではありえないような突っ込みをかました後、、二人について部室を出た。
少し離れたところで、牧君になるべく心を落ち着かせた口調で聞いた。「どういうことかな?」
そして牧君は話し始めた。

2016年5月17日火曜日

雑談~私の話。~

こんにちは。黒月ともです。
僕は県立の中学校に通っている中学生です。
この学校は、県内でも有数の中高一貫校なのですが、皆さんは中高一貫校にどのような印象を持っているのでしょうか。
私が一番よく言われるのは、高校受験がなくて楽そう。という声です。
実際高校受験がなくて楽といえば楽なのですが、その分高校に入ってから、長い間勉強するという癖がついてない人が大勢います。
中高一貫校なのでみんな受験を受けて入学してきたのです。そこまではたくさん努力をしてきたものが多くいます。しかし中学に入ってからは、1/4ほどの生徒がほかの中学校と同じようになかだるみを経験します。
もちろん、そこから這い上がることのできる生徒も多くいます。それでもさらにそこから1/2ほどの生徒がその癖を引くづったまま中三の夏、秋を経験します。
そして結局高校に入ってから同年代の生徒に差をつけられるような結果になってしまいます。
そうなると親にも、「あの頃は成績がよかったのに、」といわれたり、教師から「お前はもっとできる子だと思っていた。」のようなことを言われるようになります。もちろん同級生からも、「お前ってあの中学出身なのに成績悪いんだな。」のようなことを言われるでしょう。あまりいい気持ちをするようなものではないですよね。
そうならないため、私たちは教師からの、親からのプレッシャーに耐え、ほかの学校を凌駕するような学習量と質を求めながら勉強しています。
もう一つイメージとしてあがられるのは、お金持ちは多そう。というものです。
はい。実際多いです。
私の周りにも、個人経営ではありますが年間億単位で収入を得ている会社の社長の長男などもいます。
しかし、私のような普通の子も多いです。公立中高一貫校だからか、比較的普通と同じくらいの学費で済むからだと思うのですが、やはり私立のほうはそういう人も多いのでしょうか。
漫画やライトノベルでよく見るような格差もあまり感じたことはありませんし、相手も自分もそういうことを考えることは少ないです。




何か質問があればコメント欄にてお願いします。

2016年5月15日日曜日

~平凡で平和な世界 部活動編Ⅱ~

「ねえ」
出口に行こうとしたところで隣に座っていた西原さんが声をかけてきた。
「文芸部の見学に行くの?私もついて行っていい?」
もちろん、OKだ
「いいよ。牧君もいいよな。」
「あ、うん」
なぜかあまりうれしくなさそうだ。こんな美少女が一緒にいてくれるんだからうれしくないわけないだろう、牧君よ。
と言うことで、文芸部の前までやってきた。中は静かそのものだ。
「じゃあ入ろうか。」
牧君がそういい、ドアを開ける。
「すいませーン、見学いいですか?」
何人かの人がこちらを見た。
「いいよー。っていっても、なんも見ることなんかな、、、い、、、けど、」
そして固まった。ほかの人たちもこっちを見たまま固まっている。
こちらも何事かと動くことができず、固まる。
そのまま、たっぷり5秒。
沈黙を破ったのは、相手側だった。
「おたすけえええ!!!」
一人が叫んだ。ぎょっとしてみていると、は西原さんに向かってか、誠心誠意の土下座。
こちらはもうわけがわからない。作者よ、あんたは何がしたいんだ。
ただ、西原さんだけが何かを知っているのか、驚きと悲しみ、寂しさの込められた目をしていた。

2016年5月14日土曜日

~平凡で平和な世界 部活動編Ⅰ~

入学式から一週間くらいたったある日、先生がこんなことを言った。
「みなさん今日から部活動見学が可能になります。放課から五時までの間にいろんな部活を見学することができます。一応言っときますけど、兼部は認められていません。」
ちなみに僕は部活は決めていない。運動が得意ではないので、文化系もいいが、克服するためにも体育会系に入ってもいいような気もする。
そんなことを考えていると、牧君に声をかけられた。
「入る部活、決めてる?」
「いや、決めてない。牧君はどうなんだ。」
「僕は、一応文芸部か歴史記録部にしようかなって。」
歴史部はこの学校の特色の一つである。初代校長が誰かがこの学園の歴史を詳しく記録するために創設した部活動で、主な活動内容は現在までの学校史料の整理と、生徒集会議事録の作成、高校と連携した『中高略歴新聞』という主に学校で行われた行事を過去のデータと比較して記事にするという新聞の作成などがある。ちなみにこの学校にはこの『中高略歴新聞』のほかに『中高合同スクープ』というものがある。
「どっちもいいね。僕もそこ、見学行ってみようかな。」
「じゃあ一緒行ってみようよ。」
そうして僕と牧君は文学部の見学から行くことにした。